新しい太陽光発電システム
2021年5月24日の新聞に新しい太陽光発電システムの定額サービスがスタートするという記事が掲載されていました。
これを打ち出したのはシャープ。
新築住宅向けに太陽光発電システムを初期費用ゼロで設置し、発電分を毎月定額で使える新サービスを6月30日から開始すると発表しました。
利用家庭は日中に発電した分を自家消費し、夜間などは電力会社から供給してもらう仕組み。
毎月支払う料金は7700円~9900円。
標準的な4人家族の場合、東京電力の通常プランと比べ、毎月の電気代が一割程度安くなるそうです。
蓄電池をセットにしたプランは月額利用料1万3800円。昼間の発電分を蓄えて夜間に利用できるほか、停電時の備えにもなる。
また、設置した設備は10年後、客に無償譲渡されるそうです。
ただ、太陽光を自己負担で設置する場合と異なり、余剰電力の売電収入は得られない。
日中の家で消費する電力を発電した分で自家消費し、夜間は電力会社から供給してもらうしくみ。
やはりメリットは初期費用がかからないというところ。(毎月定額制)
それぞれの家庭で使用する電気量などをシュミレーションして、選択肢を増やすことができそう。
調べてみると発電決済により完全無料で太陽光発電システムを設置する会社もあるようです。
脱炭素の実現には、家庭での再生可能エネルギーの普及がカギを握ると思われます。
このように新しいシステムがどんどん開発されて、環境にやさしい制度はすばらしいと思います。
これからのポイントは環境にやさしく、お財布事情にもやさしいサービスです。
まさにwin-win。これを企業の利益につなげることができればwin-win-winですね。
期待したいところです。!(^^)!
CNFってご存知ですか?
数日前の新聞記事で目にした「木材繊維の蓄電池 開発開始」 について。
これは木の繊維を髪の毛の数万分の一程度に細くしたバイオマス素材を蓄電池に活用しようという開発です。
日本製紙と東北大学が開発を始めたようです。
蓄電池の材料に使うのは、紙の原料である木材パルプをナノメートル(ナノは10億分の1)単位にほぐした「セルロースナノファイバー」(CNF)。
再生可能で軽量といった特性を生かしておむつから化粧品、自動車など幅広い用途があり、製紙業界がこぞって手掛けています。
CNF蓄電池の性能
CNFを束ねて電気をためる蓄電池は、化学反応で電気を蓄えるリチウムイオン電池と違って急速の充放電ができる。
電解液を使わないため、耐熱性が高く火災事故の懸念が小さい上、廃棄処理も簡単。
世界的に争奪戦になっているレアメタル(希少金属)を使わないのも特徴だ。
木材から取り出した植物由来で、繊維状の高性能素材。重さは鉄の5分の1、強度は5倍以上あるとされる。
軽量化を目的に自動車部材の活用研究が進むほか、化粧品の保水性を高めたり、タイヤの耐久性を上げたりする効果がある。
もちもちとした食感を出す添加剤として、どら焼きの生地にも使われている。
本格的な普及にはコスト引き下げが課題。
実用化の動き
日本製紙と東北大は、電池ノウハウを持つ事業会社を募り、第一弾として太陽電池パネルの裏側につける蓄電池の開発を検討している。将来的には電気自動車(EV)での導入も狙う。
日本製紙はCNFを年500トン生産できる世界最大級を設備を石巻工場(宮城県石巻市)に持つ。
2025年大阪・関西万博に製品を出展し、30年ごろの実用化を目指している。
まとめ
限りある資源をうまく活用して高性能な素材を作り出す技術が発達しているのを感じます。まさかどら焼きと蓄電池がこんな風につながるとは驚きです。
このような技術が進めば環境問題の改善と同時に私たちの生活もさまざまな恩恵をうけることができる。
こういったニュースを見聞して未来の世界を想像してみるのもおもしろいものです。クリーンな地球を
目指す動きが大きなうねりとなって世界中に広がってほしいと思う。
今日の一言 資源は有限だが、可能性は無限にある!!
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