中学校生活をやりきった長女

woman turning around on green fields 子育て
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うちの長女が中学校、つまり Junior high school を見事に卒業した。

なぜ、見事なのか?

長女は小さい頃から人見知りで、親の陰に隠れて、周囲を警戒するような女の子だった。

特に、知らない大人に対しては、眼もあわせないような感じ。

警戒心が強かったように思う。

シャイな小学校時代

ミニバスケットと習字を小学校低学年から続けており、いちどはじめたことはコツコツと継続できる性格。なので、勉強も自主的に取り組むことができていた。

友達とは特定の子とは深く仲良くなるのだが、ケンカをして離れることもあったみたい。

親としては、そんなに友達とトラブルも少ないし、マイペースに生活できていればいいかな~

って思っていた。

ただ、シャイすぎるのはどうなるかな?とちょっと心配。

誰とでも仲良くなれるような子ではなかったし、目立つことも嫌っていた。

家の中では、いかにも長女って感じで、次女のわがままをしょうがなく聞いてあげてたな。

控えめで、自己主張は弱め。

そのような傾向は小学校を卒業しても変わらず、シャイな女の子のまま中学校へ入学。

girls on desk looking at notebook
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躍進の中学校時代

部活はバスケットを続け、試合を組み立てるようなポジション。

普段は控えめなキャラだが、試合になると負けず嫌いで、イケイケなプレーをする場面もあった。

習字も続けて、書いてくる作品は感心するレベル。

あて名書きや家の表札も、長女に書いてもらっている。

あるとき、学校の取組で作文発表会があり、長女の書いた作品が代表に選ばれた。

はじめは「こんなの面倒くさい」と否定的だったが、先生と何度も発表練習を繰り返すうちに、いいものにしたいという気持ちが芽生えてきたようだ。

先生のサポートもあり、発表会では特別賞を受賞することができた。

これをきっかけに、人前で話すことになれる。

3年生の後半にも、学校を代表して、地元の良さをアピールする作文を発表した。

group of multiethnic people gathering around female speaker in studio
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ダンスとの出会い

2年生の後半から、同級生の男の子がヒップホップダンスを習っており、自分もやってみたいと言い出した。

シャイな長女がヒップホップ!?めちゃめちゃ意外だった。

恥ずかしがりやで大人しい長女がどうやって人前で踊れるようになるのか、全然想像できない(汗)

まぁ、経験としてかじってみるのもいいんじゃない?ってことで、次女と二人入門することに、、、。

元々、二人とも韓国アイドルが好きで、興味はあったみたい。

なんだかんだで、ダンスレッスンはコツコツ継続し、振付を覚えていった。

コロナ禍で、レッスンができない期間も自主練。

家の窓の反射を利用して踊ったり、韓国アイドルの動画を見ながらダンスをコピーしたり。

ダンス好きなんだな~と見てて感じるようになった。

ある時、練習を見学に行くと、二人とも結構さまになっている!びっくり!

っていうか、堂々としてて、カッコいいじゃんって驚いた。

こんな短期間で踊れるものなのか?先生がめちゃすごい人なのか?

ダンス経験のない私と奥さんには、感心することしかできなかった。

woman turning around on green fields
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初のダンスステージデビュー!!

今年の3月、ついに初めてのステージでダンスを発表することに。

振りは覚えているのか?すべってこけたりしないのか?親の方がドキドキ(;´・ω・)

はじまってみると「しっかりhiphopしてるやん!」

二人ともかっこよかった♪

一年足らずでこんなに踊れるようになるのは、本人たちが楽しんで続けてこれたからだと思う。

あらためて、「好き・楽しい」という気持ちは大切にするべきだと感じた。

people inside a club
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ダンスと出会って変わったこと

親の価値観で、この子には向いてないだろうとか、続かない、ムダだとか。

正直最初はそんな気持ちもあった。

今ではホントにやらせてみて良かったな~と思う。

なぜなら、上手に踊れるようになったからではない。

二人の表現力が格段にアップしている。

ステージで披露するという経験がさらにダンスの魅力を際立たせたようだ。

楽しんで好きなことを表現する経験は、とても大きな影響を及ぼしただろう。

家のなかでも練習するというより、ついつい踊っているときもある。

クネクネしながら「お茶ついで」ってコップを差し出してきたり(笑)

この感覚すごく良いな~。自然に踊ってしまってるみたいな。

心から好きじゃないとこうはならない。

cute little girl in playground
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中学校生活の締めくくりに

長女が自分の卒業式でダンスを踊ると言い出した!? 

へ?うそでしょ・・・( ゚Д゚) あのシャイ中のシャイな娘が?

挨拶や曲選び、構成まで、ダンス教室の同級生と一緒に試行錯誤して作り上げた。

すごい変わりよう。。。別の人と書いて別人。中身入れ替わったレベル。

一皮も二皮も脱皮したような状態。

卒業式当日の朝も、庭で一人、汗だくで練習してた。

もう、式よりダンスが楽しみになってしまった。

いよいよ中学生活締めくくりの卒業式(♪ダンスタイム♪)

中学校を卒業すると、離れてしまう友達もいる。これまで過ごした3年間を振り返ると、寂しくなる。

涙を流す子ども達・担任の先生方。厳かであたたかい式だった。

親としても、あっという間の中学校生活。いつの間にか子ども達は成長しているんだな~と実感。

感動の卒業証書授与式を終え、3年生が保護者をグランドに移動するよう促す。

事前に知らせていないので、保護者一同はキョトン?

いよいよダンスがはじまる。親のほうがドキドキしてた。

3年生がグランドに整列し、長女が挨拶をする。

「言葉では表せない感謝の気持ちを伝えます。」

堂々と楽しそうにおどる長女を見て、感動した。

力強くしなやかに表現する感謝のダンスは、たくさんの皆さんの心に届いただろう。

相方の男の子のダンスはオリジナル振付で、完成度ともに素晴らしかった。

ほかの3年生たちの演出も笑顔で穏やかな雰囲気。

式終了後、いろいろな友達と写真撮影。

帰りの車中で長女に話しかけた

「中学生活やりきったね」

長女は嬉しそうに「うん」と言った。

うちの三姉妹の成長はなによりも楽しい☆彡

ここまで読んで頂きありがとうございます。

では、また( ^ω^)・・・

white dandelion flower shallow focus photography
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