みなさんこんにちは、いかがお過ごしでしょうか。
今日はペットの看取りについて書いてみようと思います。
うちには2023年現在で5歳になる愛犬くんがいます。
いつまでも甘えん坊でわがままでビビりな可愛い家族です。
この子を迎え入れる前から、最後の瞬間をイメージしていました。
犬の寿命からその時の子供達の年齢を計算して、これくらいの時期にお別れするのかって。
ペットを飼う前からネガティブなこと考えるな~と自分でも思いました。
家族には話しませんでしたが、それでも個人的には大事なことだと思い、1人考えていました。
もしかしたら、他の家族も同じようなことを考えていたのかもしれません。
ある時、雑誌でペットの看取りについて書かれた記事をみて学んだことがあります。
そちらをまとめてご紹介します。
暮らしの手帖 9 冬 12-1月号
看取りのために、飼い主ができること より (監修 髙橋聡美)
![brown pomeranian puppy on grey concrete floor](https://i0.wp.com/www.hi-yu-a.com/wp-content/uploads/2023/11/pexels-photo-3687770.jpeg?resize=886%2C1300&ssl=1)
ペットの看取り体験・大事なこと
フルタイム勤務の一人暮らしで、ペットの体調が悪いときは、動物看護士の経験があるペットシッターに依頼。長時間なので、費用は大変な額になる(月20万円近くかかることも)
介護生活は2年に及んだ。
上司がアメリカ人で、「愛犬も家族の一員」と考えてくれて、看病のために休んだり早退することを許可してくれた。
食べるのをやめたら、できるだけ自然にまかせて逝かせるときめており、獣医師にも伝えていた。
その子は息を引き取る前日まで、大好きなサツマイモを一生懸命食べていた。
![calico cat on focus photo](https://i0.wp.com/www.hi-yu-a.com/wp-content/uploads/2023/11/pexels-photo-1404819.jpeg?resize=1256%2C838&ssl=1)
獣医師の良し悪しは、病院の規模では測れない
大きな病院でも誤診でペットを亡くされるケースはある。
大きな病院、有名病院だからと過信してはいけません。
分からないことは正直に分からないと言い、分かるまで尋ねることが大事。
良い獣医師とは動物に愛情をもって接し、飼い主と双方向の会話をしたうえで、きちんと指導してくれる人。
コミュニケーションがしっかり取れる獣医師を探しましょう。
ある当直医が「苦しんだらこれを使って」と座薬を渡した。
苦しそうなペットが少しでも楽になるならという思いから座薬を投入。
ペットはフーっと長い溜息をつき、そのまま息を引き取りました。
後になってそれが安楽死の為の薬だったと知りました。
担当医からも当直医からも謝罪はなかったそうです。
このような実体験から、獣医師とのコミュニケーションの難しさも知りました。
![unrecognizable woman walking dogs on leashes in countryside](https://i0.wp.com/www.hi-yu-a.com/wp-content/uploads/2023/11/pexels-photo-7210754.jpeg?resize=1256%2C837&ssl=1)
病気かな?と思ったら
<確定診断を受ける>
後回しにせず、すぐに動物病院に連れて行くことが大切です。かかりつけの病院を受診し、検査を受けて、病気を突き止めます。これを「確定診断を受ける」といいます。
<セカンド・オピニオンを取る>
かかりつけの病院で病名がはっきりしない、あるいは、より詳しい検査を望む場合にはセカンドオピニオンを取ってもいいでしょう。
「失礼では」と心配することはありません。今や普通の事です。
<治療方針を定める>
病気を突き止め、現状を把握したら、治療方針を定めます。病状はもとより、ペットの性格や飼い主の生活、経済状況なども考慮します。飼い主としての希望を率直に伝えると、獣医師もちりょうの選択肢を提示しやすくなります。
<情報をどこから得るか>
治療について情報を得たい時には獣医師に話を聞くのが一番です。インターネット上の情報は正しい知識に基づいている保証がなく、責任の所在がはっきりしないため、参考程度としましょう。
<かかりつけ医の重要さ>
かかりつけの病院を一つに定め、獣医師と日頃からコミュニケーションをとっておくことは大切です。いざという時に頼りになり、よりその子に合った治療法を選択できます。
![person holding kitten](https://i0.wp.com/www.hi-yu-a.com/wp-content/uploads/2023/11/pexels-photo-1359307.jpeg?resize=1256%2C837&ssl=1)
根治が難しいとわかったら
<穏やかな余生の為に、獣医師とともにサポートを>
検査の結果、根治は難しいと診断されることもあります。自分が悲しいことと、ペットがかわいそうかどうかは別のこと。そう心得ると、気持ちが楽になるでしょう。彼らは今日一日、目の前のことだけが彼らのすべてです。貴重な時間をどのように過ごし、最期の時を迎えるかは飼い主次第。どうしたらその子らしく命をまっとうできるか、そこに注力してほしいと思います。
<緩和ケアとはどんなもの>
根治が難しいとしんだんされたら、緩和治療を受け、ペットの体調管理に努めます。緩和治療tとは無理な延命治療をすることではなく、ペットが穏やかに寿命をまっとうできるよう、サポートする治療です。投薬や点滴による痛みの緩和、栄養の補助、不快な症状に対する治療やケアを行います。
お別れの時がやってきたら
できるだけ一緒の時間を
寝床を快適に整える、口が乾いているなら水を含ませたガーゼでそっと湿らせる。背中をなでる。あるいは、飼い主がそばにいるだけでも、ペットはきっと嬉しいはずです。天国に逝くその直前においては、飼い主の愛情に勝る治療はありません。最後の時が近づくと、息が荒くなり、苦しそうに見えることもあるかもしれません。それは「もうすぐお別れ」のサインです。それほど長くは続きませんので、お互いにお別れの準備をする時間だと考えて、見守りましょう。
安楽死について
ペットの最後の苦しみを思い、安楽死させることを考える人もいるでしょう。けれど、確定診断のもとにきちんと緩和治療を行えば、安楽死の処置が必要になることは、ほとんどありません。多くの場合、動物たちは、自身の死期を悟っているかのように、自然に息を引き取ります。
後悔のないお別れを
ペットが息を引き取った後、一般的には火葬をしますが、業者選びに迷ったら、獣医師に相談するとよいでしょう。多くの動物病院が葬儀業者とつながりをもっています。自宅の敷地に埋葬したり、移動火葬車を利用する際は、近隣への配慮を忘れないようにしましょう。
確定診断からあっという間に亡くなってしまうケースもあれば、そこから長く闘病するケースもあります。どちらであっても、飼い主にとっては等しく悲しいものです。けれど、看取りができれば、苦しみは少なくなります。
![close up photo of sleeping dog](https://i0.wp.com/www.hi-yu-a.com/wp-content/uploads/2023/11/pexels-photo-791862.jpeg?resize=1256%2C837&ssl=1)
最後に
5歳になる愛犬くんもいつかわ最期の時を迎えます。
元気なうちにこのような看取りについて学ぶとこも大事だと思い、この記事をまとめてみました。
いざ病気になった時、介護が必要になった時、慌てないように準備しておきたい。
対処法や相談できる病院があれば落ち着いて行動することができます。
あとはペット、飼い主、双方に後悔がないよう、穏やかに過ごせたら理想的だなと思います。
一緒に過ごせる「今という時間」を大切にしたい。
最期を意識することで、今が輝きだします。
どうかみなさんの家族(ペット)が穏やかに過ごせますように。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
![photo of person kissing a dog on grass field](https://i0.wp.com/www.hi-yu-a.com/wp-content/uploads/2023/11/pexels-photo-2666154.jpeg?resize=868%2C1300&ssl=1)
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