今回ご紹介します本は樺沢紫苑さんの著書「毎日を楽しめる人の考え方」
この本を読むきっかけはなんだったのか?
それは、私自身の「仕事が楽しくない」という悩みからでした。
1日の大半を占める仕事時間。
毎日が時間に追われるハードな日々で、家に帰っても趣味を楽しむ余裕はなかった。
そもそもそんな限られた少ない時間で楽しめる趣味とは?
疲れた体を休ませるためにダラダラ過ごすので精一杯。
一体いつまでやりたくない仕事を続けなければならないのかと、落ち込む毎日。
今振り返ってみると仕事が楽しめないことを物凄く深刻に考えていたように思う。
そんな時に見つけたのがこの本だった。表紙をめくると、この見出しが目に飛び込んできた。
「仕事ファースト」から「遊びファースト」へシフトチェンジしよう
日本人とアメリカ人の「楽しみ方」がこんなにも違うのかと驚いた。
文化や価値観の違いに興味を持ち、本の内容に引き込まれた。
この本を読むことで、みなさんが持たれている仕事と遊びに対するイメージが変わるかもしれません。
まずは著者樺沢先生のプロフィールからご紹介いたします。
【プロフィール】
樺沢紫苑(かばさわ しおん) 精神科医、作家、映画評論家
1965年、札幌生まれ。
1991年、札幌医科大学医学部卒。札幌医大神経精神医学講座に入局。
2004年から米国シカゴのイリノイ大学精神科に3年間留学。
帰国後、東京にて樺沢心理学研究所を設立。
「情報発信によるメンタル疾患の予防」をビジョンとし、
YouTube(30万人)、メールマガジンなど累計60万フォロワーに
情報発信をしている。
著書37冊、累計発行部数180万部。
『学びを結果に変えるアウトプット大全』(サンクチュアリ出版)の
大全シリーズは、80万部を突破。
近刊は『精神科医が見つけた3つの幸福』(飛鳥新社)、
『今日がもっと楽しくなる行動最適化大全』(KADOKAWA)。
自分の力で毎日の「楽しい」「うれしい」「おもしろい」を作り出すことは簡単にできるのです。大変な時代だからこそ、敢えて「遊び」や「楽しむ」ことの重要性をお伝えしたい。
毎日を楽しめる人の考え方 ~はじめにより~
![seashore](https://i0.wp.com/www.hi-yu-a.com/wp-content/uploads/2022/10/pexels-photo-1320674.jpeg?resize=668%2C445&ssl=1)
(要約)15個の抜粋ポイント
日本人の効率の悪い働き方に対する、最終解決法は「長く働く」ことではなく、「しっかり休息をとる」「遊びでリフレッシュする」ことなのです。
「休む」や「遊び」が、仕事のパフォーマンスを上げるために、絶対に必要であることを、一人でも多くの人に知っていただきたい。
アメリカ人は「楽しむ」ことに積極的であり、「楽しむ」ことに貪欲です。
「継続」することで、結果は出る。しかし、ほとんどの人は、続けられない。なぜでしょう?それは、「楽しくない」からです。「つらい」「苦しい」からです。「遊び」を通して、「楽しむコツ」や「続けるコツ」を学んでほしいのです。
遊び上手、休息・リラックス上手の人は心と身体の病気になりづらい。
「苦しい」「つらい」人ほど、敢えて「楽しい」時間を、意識的につくるべきです。
「遊びファースト!」で完全リフレッシュする人が、モチベーション高く仕事をして、大きな結果を生み出すのです。
毎日日記を書いて、言語化能力を磨いていく。そうすれば自分の「悩み」や「ストレス」の正体を自分で分析できるし、体調不良、メンタル不調も、ごく軽微な状態で発見できる。
「寝る前2時間のリラックス」が、深い睡眠のために、そして、翌日もバリバリ働くために、絶対に必要なのです。
「終了時間を決める」「制限時間を設ける」ことで、ノルアドレナリンが分泌しますから、多くの場合は「なんとなく」「ダラダラ」仕事をするよりも、「仕事の質(クオリティ)」は高まります。
「遊びのto doリスト」を書くと、その「遊び」の実現率が3倍に高まります。
「遊び」や「娯楽」で何か新しいことをはじめたければ、やってみるべきです。
自己肯定感は「自分にもできる」「やればできる」という体験を積み上げることで高まっていきます。
運動することで、運動の直後、あるいは運動の最中から、集中力、記憶力、創造性、発想力、思考力、ワーキングメモリ(作業記憶)が高まります。
私がお勧めする運動は「朝散歩」です。朝起きて1時間以内に太陽の光を浴びながら、5~15分程度、速足で散歩する。「セロトニン活性化」「体内時計リセット」「ビタミンⅮの活性化」など、さまざまな健康効果が得られます。
![two women sitting on white bench](https://i0.wp.com/www.hi-yu-a.com/wp-content/uploads/2022/10/pexels-photo-1549280.jpeg?resize=577%2C408&ssl=1)
(実践)3個の行動ポイント
- 有酸素運動×筋トレを週に3回は行う
- 1日7時間の睡眠時間を確保する
- 朝散歩をする
感想・まとめ
ビジネス書や自己啓発書を読んできたが、ここまではっきりと「遊びファースト」と言い切る本ははじめてみた。
仕事が順調で忙しくなればなるほど、身体の休息をとることが難しくなる。心も焦りがち。
やはり身体と心が整っていなければ、人生を謳歌することはできない。パフォーマンスも下がる。
病気やケガ、メンタル不調をきたす前に、それらを予防することがとても重要。
その点にこそ、もっと注視しなければならないと学んだ。
自分の「楽しい」「おもしろ」「リラックスする」ことに貪欲になるべきだ。
「今」を楽しめる人が、「1日」を楽しめて、「人生」を楽しめる人となる。
本日の書籍情報
【書籍名】毎日を楽しめる人の考え方
【著者名】樺沢紫苑
【出版社】きずな出版
【出版日】2022/04/01
【オススメ度】★★★★☆
【こんな時に】趣味や遊びのメリットを学びたい
【キーワード】楽しむ 趣味 習慣術
【頁 数】349
【目 次】
- 第1章 日本人にこそ「遊び」が必要な理由
- 第2章 「遊び」「楽しむ」の5つのすごい効果
- 第3章 楽しみながら自己成長する6つの「遊び方の掛け算」
- 第4章 脳が活性化する8つの遊び方の極意
樺沢紫苑さん素敵な本をありがとうございます。
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