2023年10月15日(日) 放送分
超過密!港の安全運航の“番人”
「人命と物資を守る」ひと夏の奮闘
PROFILE
正式名称は東京湾水先区水先人会。
1906年7月。水先法公布を受け、前身となる東京湾水先人組合が誕生。
1974年11月9日に発生した、タンカー船と貨物船の衝突事故により、33人の乗組員の犠牲者を出した。史上最悪の事故の教訓を受け、東京湾全域に、1万トン以上の船舶の入港出湾に水先人の乗船を義務付ける「強制水先制度」が導入される。
現在、全国に水先人は650人あまり、東京湾に150人以上を数える。2007年4月、船長経験者にのみ開かれていた水先人への道が、船長経験がなくとも水先人になれるように。現在、女性の水先人は東京湾を含め全国に13人を数える。
REVIEW
”一隻入魂” この言葉に込められた思いはいかなるものか?
水先人という存在を私はこれまで知るすべもなかった。一体どんな働きをしているのだろう。
「怖さを失ったら、この仕事はできない」
1万トンを超える船舶をコントロールして、東京湾の船の交通を安全に遂行するのが指名なのだ。
海での仕事は自然にも大きく左右される。判断が難しい場面もたくさんあるだろう。
水先人はいかなる状況にも動じない冷静さが必要。
豊富な経験と知識がなければ務めることはできなさそうだ。
客船に乗り込み、船のキャプテンとコミュニケーションをとりつつ、安全な入港出湾を遂行する。
あくまで黒子としてキャプテンに余計な口出しはしない。
東京湾には漁船も操業している。
客船などの大きな船も漁船の操業を妨げることはできない。
安全な航路を選択し、細かな配慮も忘れない。
お互いの提案をすり合わせながらベストな選択を提案していく。
信頼関係がないとスムーズなコントロールは難しい。
東京湾水先人会は、今日も揺るぎない自信と気概をもって東京湾の安全を守っている。
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