上野水香(バレエダンサー)

情熱大陸(review)

2023年04月02日(日) 放送分

上野水香(バレエダンサー)Vol.1245

放送25年 特別シリーズ「不屈」
プリンシパルの“ラストダンス”

PROFILE

1977年12月23日神奈川県生まれ。
5歳よりバレエを始める。
1993年、ローザンヌ国際バレエコンクールでスカラシップ賞を受賞した後、モナコのプリンセス・グレース・クラシック・ダンス・アカデミーに2年間留学。
2004年、東京バレエ団に入団。
以来プリンシパルとして日本のバレエ界を牽引。
故モーリス・ベジャールに直接指導を受け、『ボレロ』を踊ることを許された世界でも数少ない女性ダンサーの1人となる。
数々の世界的ダンサーとの共演、東京バレエ団の海外ツアーでは世界各地の名だたる劇場で主演。
2022年、芸術選奨舞踊部門 文部科学大臣賞を受賞。

REVIEW

23年前の情熱大陸でとうじ22歳だった上野は、将来の夢をこう語っていた 。

「パリ・オペラ座の劇場で主役を踊ってみたいです」

その夢はのちに現実のものとなり、世界トップのバレエダンサーとして活躍している。

技術も肉体的パフォーマンスも今がピークだと円熟期を迎えたプリンシパル。

上野が所属するのは名門・東京バレエ団。そこでは「45才」で定年という規定がある。

番組ではバレエ一筋に生きてきた上野の戸惑いと不安が印象的だった。

暗闇のなかを手探りでかき分けながら歩き続ける姿。トッププロの現実を突きつけられる。

刻々と迫るプリンシパルとしてのラストステージでは初挑戦の「シンデレラ」

日本人女性で唯一、上野だけが踊ることを許されている「ボレロ」など魅力的な演目が続く。

「踊るために生まれてきたような人」が迎える最後のステージ。

日本トップのバレエダンサーが迎えようとしている「現役と引退の狭間」に密着している。

上野水香(バレエダンサー) | 情熱大陸 | MBS 毎日放送
放送25年 特別シリーズ「不屈」プリンシパルの“ラストダンス”

コメント