高校時代の恩師と27年ぶりに再会した話(前編)

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きっかけは?

ある日、高校に通う長女が私にこう言ってきた。「〇〇先生がお父さんに会いに来いって言ってたよ?」

一瞬混乱した。その先生は私が高校時代にお世話になった先生の名前。

今まで知らなかったのだが、私の恩師は娘の学校で教師を続けていたのです。

娘の名簿から私の名前を確認し、伝言を授けたらしい。

娘の話では私のことを探していたらしい・・・。

???いったいなぜ???

先生と私の関係

私が通っていた高校のサッカー部顧問と簿記の担任をしていた。

部活の時間と簿記の授業で大変お世話になった先生だ。

当時の私は素行が悪く、先生にもよく怒られていた。

とはいえサッカー部ということもあり、可愛がってもらった記憶がある。

例えば簿記の成績が悪く、落第しそうなテストの点数でも、あの手この手を使ってクリアしてくれたりしていた。

先生はサッカーも上手く、プレーでは憧れた時期もあった。

高校時代に唯一心を許せる先生だった。

先生と私の別れ

それは高校2年生に進級してすぐ。新しく赴任してきた教師と、とにかく相性が悪かった。

素行の悪い私を目の敵にする担任。ことあるごとにぶつかっていた。

とうとう学校が嫌いになり、退学することを決意した。

その時に引き留めようとしたのも〇〇先生ただ一人だった。

そのことは今でもはっきりと覚えている。

きちんとお礼もせずに学校を飛び出すことになった。

先生にきちんと挨拶もせずに辞めたことは心のどこかにひっかかっていた。

あらから25年

もう二度と会うこともないだろうと思っていた先生から思わぬ呼び出し!!

めちゃめちゃ驚いたと同時に、会いたがってくれたことが嬉しかった。

娘に聞いたところ、今年でその高校から転勤するらしい。

この機会を逃したら、本当に二度と会えなくなるかもしれない。

私は会いに行くことを決意した。

ドキドキの再会

娘の高校へ到着、事務室で先生を呼び出してもらう。

階段から小走りに降りてくるスリッパの音。

25年ぶりに先生は相変わらずスポーティーで元気そうだった。

開口一番「お前探してたんだぞー!」

お互いに懐かしさと嬉しさで話がつきない。

やはり会いに来てよかった。心からそう思えた。

これまでの人生で会いたくなる先生はこの人だけかもしれない。

なんせ、教師嫌いな子供だったので(>_<)

もう一度会うことを約束

その場で飲みに行く日程を決めた。

話は尽きないし、じっくりと語り合いたいと思えたからだ。

高校時代に恩師と25年ぶりの再会(前編)はここまで。

後編はその飲み会のことを書きたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

ではまたバイバイ♪

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