待ち遠しかったゴールデンウィークがやってきましたよ~パチパチパチ☆
大まかなやりたいことを書きだして計画を立てたのですが、でてくるでてくるいろんなことが!
今のうちから「連休あっちゅう間に終わるな」と予想できました。
そんなGW1日目のつぶやき・・・
朝からの降った雨。身体を休ませるつもりだったが、午後から止んだので農作業に。草払いと、種籾の消毒作業を行いました。予定している作業が進んだので、気分的に充実しています。しっかり身体のケアしとこ😁#農業#農作業#休日にお米作り
— 島 風男 (@kazeoshima) April 29, 2022
種籾の消毒作業
田んぼの草払いを2時間ほどしたあと、種籾の消毒をおこないました。
使用するのはこちらの2点
- 生物殺菌剤「タフブロック」100g入り
- 乳剤「スミチオン」100mg入り
どちらも地元のJAで購入しました。
![](https://i0.wp.com/www.hi-yu-a.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_23081.jpg?resize=492%2C655&ssl=1)
今年購入した種籾「ヒノヒカリ」です。
ヒノヒカリについて詳しく知りたい方は下記リンクへどうぞ。
ヒノヒカリ種籾を購入! | 島風日記 (hi-yu-a.com)
![](https://i0.wp.com/www.hi-yu-a.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_23091.jpg?resize=494%2C659&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/www.hi-yu-a.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_23101.jpg?resize=495%2C660&ssl=1)
種籾(たねもみ)の塩水選(えんすいせん)と消毒
中身の詰まった良い種籾(たねもみ)を選ぶために塩水につける「塩水選(えんすいせん)」を行います。
種籾の中身とは、おもに胚乳(はいにゅう)のことです。
胚乳は発芽から初期生育にかけて必要な栄養源なので、この胚乳が多い方が良いわけです。
胚乳が充実した種籾は発芽率が高く、根に活力があり、活着にも優れています。
![](https://i0.wp.com/www.hi-yu-a.com/wp-content/uploads/2022/04/IMG_23111.jpg?resize=498%2C664&ssl=1)
胚乳が少なく軽い籾なのか、胚乳が多く重い籾なのか、見ただけでは区別はつきません。
そこで、塩水選を行います。
塩水選の手順
まずは、籾を塩水につけます。
すると、胚乳が多い籾は重いので沈みます。
浮き上がった軽い籾を取り除き、底に沈んだ重い籾を種籾とします。
塩水選は、明治時代に開発された方法で、良質な種籾の選別が簡単にできるようになったため、当時の収穫量が一割も増えたと言われています。
タライにホースで水を入れ、ぐるぐる掻き混ぜます。
すると、塩を混ぜる前の段階で、かなりの量の籾が浮き上がってきました。
浮いた籾を取り除きます。真水での作業を繰り返してから、塩水による作業に移ります。
いもち病やばか苗病にかかっている籾も浮きやすい傾向にあり、塩水選を行うとかなり取り除けるようです。
塩を混ぜていきます。塩は台所で使っている普通の食塩です。塩水を舐めて、塩加減を判断します。
塩水を掻き混ぜて、浮き上がった籾を取り除きます。水に塩を溶かすと、水より比重の重い塩の影響で、水の比重が上がり、物質は浮きやすくなります。
真水のプールより、塩水である海の方が、体が浮きやすいのも同じ原理です。
比重とは、物質の密度と標準物(一般には摂氏4℃の蒸留水)の密度との比です。
水を捨て、もう一度水と塩を入れて、同じ作業を繰り返します。
浮く籾が無くなると、今度は塩分を洗い流すために、真水できれいに種籾を洗います。
種籾の消毒
塩水選が終わったら、種籾を消毒します。
タライに2種類の薬剤を入れて棒で掻き混ぜ、消毒します。
この薬剤は、種籾を害虫から守るものと、いもち病やばか苗病などの病気から守るものです。
約1時間半の作業で、消毒ができました。このまま一昼夜つけておきます。その後、流水してから真水に2~3日間漬けておきます。
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(こぼれた種はスズメちゃんたちのエサになります。わざわざ拾いません!(^^)!)
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蓋とそのへんにあった重石をのせて、24時間放置します。
まとめ
この、選りすぐりの種たちがどのように成長していくのか、いまから楽しみです。
大事に大事に育てましょう。
これからたくさんの工程を経て、収穫の秋まで気が抜けません。
お米作りを通して、なるべく家族を巻き込んで作業していきたいと思っています。
一人で大変だからってわけではなく、子どもたちにも農業の体験を積ませたい。
体力仕事はできなくても、お母ちゃんには水の管理を任せる。
姉や甥っ子とも一緒に作業して、家族の団結をはかりたいのです。
苦労も多いが、それ以上のメリットはたくさんあると思っています。
丁寧な作業をすると、それだけいいお米になります。
自然の恵みに感謝しながら、こころを込めた米作りをしていきたい。
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